12月17日(月)クルーズ最終日。

船は予定通り7時前に横浜港に到着。
日本は冬です。デッキはかなり寒い。
ここで風邪ひかんようにしないと。

昨日同様「お世話になりました攻撃」があちこちで炸裂しています。
同じ人に何度も同じ攻撃をするのもなんだか気まずいのですが、さりとてすれ違った時に無視するのもおかしいし、一部微妙な空気も流れます。
でも、とにかく最後はあいさつあいさつ・・・。

ここまで、いろいろな方々にお世話になりました。
セビジャーナスのみなさん。
ウクレレクラブのみなさん。
スペイン語教室で同じクラスだったみなさん。
運動会で一緒に頑張った幹部のみなさん。(ほとんど若者)
直接のつながりではないけれど、いろんな場所で顔見知りになり、仲良くしてくれたみなさん。
それからピースボートスタッフのみなさんや語学関係の先生方。
そして何より忘れてならないのが、同じ部屋の仲間。
聞けば、部屋によっては人間関係がうまくいかないこともあるらしい。
でも、私たちの部屋は、それぞれが独立して動きながら心地よい距離感を維持してくれました。何より、人の良いみなさんで、ほんとに救われました。

またこのメンバーで集まる日が楽しみです。

パスポート返却です。

7時すぎからパスポートの返却開始。
10階に乗客からスタートするので、5階の我々の番まで1時間くらいかかります。
続いて下船の案内。こちらも10階からスタート。5階の下船案内は9時すぎになりました。(どうせ暇だしゆっくり出るかと思ったら、スタッフが来て「速やかに下船お願いします。準備は大丈夫ですかあー?」と回って来たので、慌てて出ることに。)

出口付近には4階の乗客がお見送りしてくれてます。これまでお付き合いのあった人(一部、どこで関わったっけな?と記憶を辿ってもわからない人)から声をかけられたり、握手やハイタッチをしたりしてスムーズに下船。

すでに大桟橋の中。入国手続き中。

ほぼ10時、めでたく日本に帰ってまいりました。

税関は荷物検査もなく、ほぼフリーパス。
大きな荷物はすぐに宅配業者に預けて、身軽になって大桟橋を後にしました。

大桟橋から「日本大通り駅」、そしてみなとみらい線で「横浜駅」。一緒にクルーズした人の密度がどんどん薄まっていきます。横浜駅で、先にタクシーで到着していた知り合いを遠くに見つけたくらいです。その後近くのカフェに入った時点で、周囲はクルーズとは無関係の人ばかり。

11時40分。カフェでPCを広げてパチパチと日記を打ちます。
近くのテーブルでは、同じようにPCのキーボードを叩いている人もいます。
「あの人は、まさか近くでPCいじってる人が、世界一周から帰ってきたばかりとは、絶対に気づかないだろう。」などと無意味な妄想が頭を巡ります。

ほんの1時間で一気に船の旅の気配がかき消されることに、ちょっと驚きです。
こうやって、みなさん日常の世界に戻っていくのですね。

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横浜駅のカフェで、まったりワープロ打ってみた。

横浜でごはんを食べたら、もうひと仕事。

午後1時、再び大桟橋に戻ります。
108日間お世話になったピースボートの最後の出航が2時。
船内には神戸で下船する人が残っています。
その方々のお見送りです。
(ちなみに、神戸で下船する人は、横浜で降りることはできません。船内は国外扱いなので、一度横浜で降りると帰国手続きがあり、再度乗るときに出国手続きがあるので、めんどくさいらしいです。)

ピースボート、まだいる。
少しずつ、お見送りの人が集まってきた。
船のデッキにもたくさんの人。

1時45分、船のデッキでは出航のセレモニーが始まりました。
神戸までの乗客もたくさんデッキに出ています。
知っている顔を見つけるとお互いに手を振りあい、写真を撮り、そんなことをしているうちに船は動きだしました。
船の上と桟橋の両方から「ありがとう!」の大合唱。
船を追ってデッキの端まで移動する若者たち。
最後は涙を流す人もいました。

出航!船は最終目的地の神戸へ。
ありがとーーーっ!!
ああ、行っちゃた・・・。楽しい思い出をありがとう。

100日以上生活して来た我が家を見送る気持ちは、ちょっと複雑です。
ピースボート、ありがとう!

さあ、これで旅は終了。
「家に帰るまでが旅行です。」と言われるものの、気持ちは次の計画に向いています。
しばらくは家で力を蓄えて、次に備えましょ。

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